304 ステンレス鋼と 321 ステンレス鋼の違い
304 ステンレス鋼と 321 ステンレス鋼の主な違いは、304 には Ti が含まれていないのに対し、321 には Ti が含まれていることです。 Ti はステンレス鋼の鋭敏化を回避できます。一言で言えば、高温環境におけるステンレス鋼の寿命を向上させることです。つまり、高温環境下では、304ステンレス鋼板よりも321ステンレス鋼板の方が適しています。 304 と 321 はどちらもオーステナイト系ステンレス鋼で、化学組成がわずかに異なるだけで、外観と物理的機能は非常に似ています。
まず、321 ステンレス鋼には少量のチタン (Ti) 元素が含まれている必要があります (ASTMA182-2008 規格によれば、Ti 含有量は炭素 (C) 含有量の 5 倍以上、0.7 以上である必要があります)注、304、321は炭素(C)含有量が0.08%)、304はチタン(Ti)を含有しておりません。
次に、ニッケル (Ni) 含有量の要件が若干異なり、304 は 8% ~ 11%、321 は 9% ~ 12% です。
第三に、クロム (Cr) 含有量の要件が異なり、304 は 18% ~ 20%、321 は 17% ~ 19% です。
投稿時間: 2020 年 1 月 19 日