416 ステンレス鋼棒
UNS S41600
UNS S41600 としても知られるステンレス鋼 416 は、マルテンサイトグレードのステンレス鋼です。マルテンサイト系ステンレス鋼は、オーステナイト系ステンレス鋼やフェライト系ステンレス鋼ほど耐食性はないものの、熱処理によって硬化でき、耐食性も備えた合金の一種として設計されました。ステンレス鋼 416 は磁性があり、機械加工性が高く、耐摩耗性があることで知られています。その他の特性としては、焼き付きやかじりのない特性、軽度の腐食環境に対する耐性、焼き戻しおよび硬化した状態での適度な強度が挙げられます。通常、A (焼きなまし)、T (中間焼き戻し)、または H (ハード焼き戻し) 条件で注文されます。ステンレス鋼 416 は、高硫黄環境での使用は承認されていません (NACE MR-01-75、MR-01-03)。一般に最初の「自由加工」ステンレスと考えられているステンレス鋼 416 は、さまざまな機械メーカーの推奨するさまざまな適切な工具速度、送り、タイプに従って、簡単に旋削、タップ加工、ブローチ加工、ドリル加工、リーマ加工、ねじ切り加工、フライス加工が可能です。
416 を使用する業界には次のようなものがあります。
- 電気モーター
- ギヤ
- ナットとボルト
- ポンプ
- バルブ
部分的または完全に 416 で作られた製品には次のものがあります。
- 車軸
- ボルト
- ファスナー
- 歯車
- モーターシャフト
- ナッツ
- ピニオン
- ポンプシャフト
- ねじ機械部品
- スタッズ
- バルブ部品
- 洗濯機の部品
投稿日時: 2024 年 4 月 18 日